国家試験情報

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歯科医師国家試験は
難化している?

過去11年間の
国家試験結果

過去11年間の国家試験結果拡大

  • 出願者数
  • 受験者数
  • 合格者数
  • 合格率
103回 104回 105回 106回 107回 108回 109回 110回 111回 112回 113回
出願者数 3905名 3875名 3825名 3764名 3644名 3695名 3706名 3691名 3721名 3723名 3798名
受験者数 3465名 3378名 3326名 3321名 3200名 3138名 3103名 3049名 3159名 3232名 3211名
合格者数 2408名 2400名 2364名 2366名 2025名 2003名 1973名 1983名 2039名 2059名 2107名
合格率 69.5% 71.0% 71.1% 71.2% 63.3% 63.8% 63.6% 65.0% 64.5% 63.7% 65.6%

POINT

  • 103回〜106回の合格率と、107回以降の合格率に明確な差がある。
  • 受験者数が年々減少していたが、111回以降回復傾向にある。

新卒の国家試験結果

新卒の国家試験結果拡大

  • 出願者数
  • 受験者数
  • 合格者数
  • 合格率
103回 104回 105回 106回 107回 108回 109回 110回 111回 112回 113回
出願者数 2772名 2830名 2786名 2786名 2656名 2525名 2536名 2462名 2469名 2452名 2540名
未受験者率 15.0% 16.7% 17.0% 14.8% 15.6% 21.0% 22.4% 24.7% 21.7% 18.4% 21.5%
受験者数 2355名 2356名 2311名 2373名 2241名 1995名 1969名 1855名 1932名 2000名 1995名
合格者数 1921名 1928名 1882名 1907名 1642名 1457名 1436名 1426名 1505名 1587名 1583名
合格率 81.6% 81.8% 81.4% 80.4% 73.3% 73.0% 72.9% 76.9% 77.9% 79.4% 79.3%

POINT

  • 107回より出願者数が減少傾向にある。
  • 108回以降未受験者率が増加していたが、111回以降緩和傾向にある。

既卒の国家試験結果

既卒の国家試験結果拡大

  • 出願者数
  • 受験者数
  • 合格者数
  • 合格率
103回 104回 105回 106回 107回 108回 109回 110回 111回 112回 113回
出願者数 1133名 1045名 1039名 978名 988名 1170名 1170名 1229名 1252名 1271名 1258名
受験者数 1110名 1022名 1015名 948名 959名 1143名 1134名 1194名 1227名 1232名 1216名
合格者数 487名 472名 482名 459名 383名 546名 537名 557名 534名 472名 524名
合格率 43.9% 46.2% 47.5% 48.4% 39.9% 47.8% 47.4% 46.6% 43.5% 38.3% 43.1%

POINT

  • 106回以降、出願者数と受験者数が徐々に増加し、合格者数も増加している。
  • 合格率はほぼ横ばいである。

卒業年次別受験者数、
合格者数、合格率
(113回国家試験時)

卒業年次別受験者数、合格者数、合格率拡大

  • 受験者数
  • 合格者数
  • 合格率
新卒 1浪 2浪 3浪 4浪 5浪 6浪 7浪 8浪 9浪以上
受験者数 1995名 501名 256名 169名 94名 41名 32名 13名 12名 98名
合格者数 1583名 308名 119名 58名 19名 6名 5名 0名 1名 8名
合格率 79.3% 61.5% 46.5% 34.3% 20.2% 14.6% 15.6% 0% 8.3% 8.2%

POINT

  • 受験回数が増すほど合格率は下がります。

この傾向は例年同じです。次の国家試験で必ず合格するという意志と目標設定が重要です。

合格基準の変遷

出題基準は4年ごとに変わります。
合格基準も原則4年ごとに変化します。

95回〜98回 99回〜102回 103回〜106回 107回〜110回 111回〜114回
①一般問題
②臨床実地問題
①一般問題
②臨床実地問題
①領域A
②領域B
③領域C
①領域A
②領域B
③領域C
①領域A
②領域B
③領域C
③必修問題 ③必修問題 ④必修問題 ④必修問題 ④必修問題
④禁忌肢選択数 ④禁忌肢選択数 ⑤禁忌肢選択数 ⑤禁忌肢選択数
⑤基準点以下の領域数 ⑥必要最低点
 (110回では廃止)

POINT

  • 103回から一般問題と臨床実地問題による採点に代わって、領域A、領域B、領域Cの3領域による
    相対評価が導入された。
  • 一般問題と臨床実地問題を包括し、出題基準で定める内容が近接した領域での採点となり、
    バランスのよい知識が重視されるようになった。
  • 111回国家試験から禁忌肢選択数が合格基準より外された。
  • 歯科医師国家試験制度改善検討部会は、必修問題、領域A、領域B、領域Cの計4区分を
    今後も合格基準として採用することを明言している。

103回国家試験以降の
合格基準

領域A 領域B 領域C 必修 禁忌肢 その他の基準 厚生労働省発表資料
103回 69 点 /129 点
(総論・各論 I)
98 点 /173 点
(各論 II・III)
116 点 /200 点
(各論 IV・V)
56 点 /70点 * 2問以下 PDFはこちら
104回 75 点 /130 点
(総論・各論 I)
104 点 /171 点
(各論 II・III)
101 点 /195 点
(各論 IV・V)
56 点 /70点 * 2問以下 PDFはこちら
105回 82 点 /124 点
(総論・各論 I)
130 点 /176 点
(各論 II・III)
128 点 /200 点
(各論 IV・V)
56 点 /70点 * 2問以下 PDFはこちら
106回 66 点 /127 点
(総論・各論 I)
129 点 /175 点
(各論 II・III)
119 点 /199 点
(各論 IV・V)
56 点 /70 点 * 2問以下 PDFはこちら
107回 67 点 /106 点
(総論)
125 点 /185 点
(各論 I〜III)
125 点 /205 点
(各論 IV〜VI)
56 点 /68 点 * 2問以下 0グループ以下 PDFはこちら
108回 68 点 /109 点
(総論)
125 点 /185 点
(各論 I〜III)
139 点 /205 点
(各論 IV〜VI)
55 点 /68 点 * 2問以下 0領域以下 PDFはこちら
109回 65 点 /109 点
(総論)
128 点 /184 点
(各論 I〜III)
122 点 /196 点
(各論 IV〜VI)
56 点 /70 点 * 2問以下 0領域以下 PDFはこちら
110回 70 点 /109 点
(総論)
132 点 /180 点
(各論 I〜III)
136 点 /209 点
(各論 IV〜VI)
56 点 /70 点 * 2問以下 PDFはこちら
111回 59 点 /99 点
(総論)
125 点 /169 点
(各論 I・II)
131 点 /205 点
(各論 III〜V)
64 点 /80 点 * PDFはこちら
112回 58 点 /98 点
(総論)
116 点 /171 点
(各論 I・II)
126 点 /205 点
(各論 III〜V)
64 点 /79 点 * PDFはこちら
113回 65 点 /98 点
(総論)
122 点 /167 点
(各論 I・II)
138 点 /210 点
(各論 III〜V)
64 点 /79 点 * PDFはこちら

*但し、必修問題の一部を採点から除外された受験生にあっては、必修問題の得点について総点数の80%以上とする。

103回国家試験以降の合格基準拡大

  • 領域A
  • 領域B
  • 領域C

POINT

  • 合格ラインは領域Bが比較的高めに推移している。
  • 近年は3領域の差が少なくなり、バランスのよさが必要になっている。

国家試験の傾向を
みてみよう!

  • Q1

    臨床現場の定番の処置は治療手順の問題として頻出

    5歳の女児。下顎左側乳臼歯部の疼痛を主訴として来院した。検査の結果、下顎左側第二乳臼歯に生活歯髄切断法を行うこととした。治療過程の一連の口腔内写真を別に示す。
    治療過程を実施の順番に並べよ。
    解答:① → ② → ③ → ④ → ⑤

    • A
    • B
    • C
    • D
    • E
    正答
    • B
    • C
    • E
    • A
    • D

    <第112回国試 A問題 問90より>

  • Q2

    医科領域との関連性の高い高齢者の問題が増加してきている

    89歳の男性。食事量が減ったことを主訴として訪問歯科診療の依頼があった。
    肺炎の既往がある。訪問時に行った検査の写真を別に示す。
    この検査で推定できるのはどれか。2つ選べ。

    • A体重
    • B筋肉量
    • C骨密度
    • D水分量
    • E歩行速度

    正答
    • A体重
    • B筋肉量

    <第112回国試 D問題 問70より>

  • Q3

    写真から治療のどのステップまで終わっているのか?そして次は何をするのか?という手順に関連する問題が出題されている

    48歳の女性。下顎左側第一大臼歯の一過性の冷水痛を主訴として来院した。検査の結果、齲蝕が認められたためコンポジットレジン修復を行うこととした。初診時の口腔内写真、エックス線画像及び処置中の口腔内写真を別に示す。
    次に行う操作で正しいのはどれか。2つ選べ。

    • Aシランカップリング処理
    • Bレジンコーティング処理
    • C金属接着性プライマー処理
    • Dセレクティブエッチング処理
    • Eセルフエッチングプライマー処理
    正答
    • Dセレクティブエッチング処理
    • Eセルフエッチングプライマー処理

    <第112回国試 B問題 問76より>

  • Q4

    口蓋裂の問題は頻出!治療全体の流れを把握していないと解答できない問題が出題されている

    4歳の男児。定期的な口腔管理を希望して来院した。生後3か月時に口唇閉鎖術、1歳2か月時に口蓋形成術を受けたという。来院時の顔貌写真と口腔内写真を別に示す。
    現時点で行うべき対応はどれか。2つ選べ。

    • A食事指導
    • B過剰歯の抜去
    • C口腔衛生指導
    • D上唇小帯切除術
    • E上顎左側乳中切歯の抜去
    正答
    • A食事指導
    • C口腔衛生指導

    <第112回国試 B問題 問85より>

  • Q5

    手術に関連する解剖学的知識を問う問題が出題されている

    下顎の偏位を主訴とする患者に行った手術時の写真を別に示す。
    術中損傷によって、術後に気道閉塞を起こす危険性があるのはどれか。2つ選べ。

    • A頰動脈
    • B舌下動脈
    • C舌深動脈
    • D上甲状腺動脈
    • Eオトガイ下動脈
    正答
    • B舌下動脈
    • Eオトガイ下動脈

    <第112回国試 D問題 問48より>

  • Q6

    補綴の問題では義歯新製の問題ばかりでなく、修理の問題もよく出題されている

    67歳の男性。義歯の動揺を主訴として来院した。上顎左側犬歯部のクラスプに破折が認められたため、クラスプを再製作し、現有義歯の修理を行うこととした。義歯の写真と再製作したクラスプ試適時の口腔内写真を別に示す。
    鉤脚部の埋入に際し、優先したのはどれか。1つ選べ。

    • A囲繞性の確保
    • B維持力の増強
    • C審美性の改善
    • D把持力の確保
    • E床適合性の維持
    正答
    • E床適合性の維持

    <第112回国試 B問題 問65より>

  • Q7

    義歯はメンテナンス関連の事項が問題として出題されている

    下顎全部床義歯の写真を別に示す。矢印で示す付着物を義歯用ブラシで洗浄したが、ほとんど除去できなかった。
    除去法として適切なのはどれか。1つ選べ。

    • A酸溶液への浸漬
    • B中性洗剤溶液への浸漬
    • C水を用いた超音波洗浄
    • Dサンドブラスターの使用
    • Eスチームクリーナーの使用
    正答
    • A酸溶液への浸漬

    <第112回国試 C問題 問58より>

  • Q8

    前年度にバツ選択肢で初登場の用語が、次年度に本格的に問題として出題されている

    ICDASについて正しいのはどれか。1つ選べ。

    • AWHOの齲蝕診査基準である。
    • B鋭利な探針で齲蝕の深さを測定する。
    • C唾液検査により齲蝕活動性を評価する。
    • Dレーザー光照射で齲蝕の進行状態を測定する。
    • E歯面乾燥後に肉眼で初期脱灰病変を鑑別する。
    正答
    • E歯面乾燥後に肉眼で初期脱灰病変を鑑別する。

    <第112回国試 C問題 問58より>

    [参考:第111回国試 C問題 問23]

    WHOが定める「疾病及び関連保健問題の国際統計分類」はどれか。1つ選べ。

    • AICD
    • BICF
    • CICNP
    • DICIDH
    • EICDAS

    正答 AICD