歯科医師国家試験対策コース

国試対策コース卒業生 合格者インタビュー

2024年度受講生
山本 菜緒さん
(東北大学出身)

第118回歯科医師国家試験 合格

麻布に通うことにしたきっかけ

元々、予備校に通学しようとは考えていたため、そのつもりで麻布ともう一つの大手予備校の見学に行きました。
麻布の見学説明会に参加した際、雰囲気がとっても暖かく魅力的だと感じました。スタッフの皆さんが笑顔で迎えて下さって、ここでなら毎日頑張れそうだと思えたのが大きな決め手の一つです。その他にも、拝見した講義資料がフルカラーで内容もまとまっており、自分でも復習しやすいと感じたのも決め手になりました。
それと、6年生の時に麻布の講座を大学単位で受講したのですが、特に[高齢者歯科学講座]が大変分かりやすかったのが印象に残っていました。それも麻布への通学を決めた理由の一つです。

麻布の講義や勉強法について

一番苦しかったのは、麻布が開講してすぐの4月から5月にかけての期間でした。国家試験に落ちた直後だったため、気持ちも沈み、勉強もどこから手をつけるべきか悩みました。しかし、そのような時期だからこそ頑張るべきだと気持ちを切り替え、まずは目の前のことから始めようと、講義の予習と復習をコツコツ行いました。すると、嬉しいことに、それが基本模擬試験や第一回全国公開模試の成績に表れたので、これで良いのだと精神的な安定に繋がりました。恥ずかしながら、現役の時はひたすら実践をまわして、『これも出来ない、あれも出来ない』とただ闇雲に足掻く日々でした。偏差値も50を切っていたと思います。ですが、麻布の講義では一から丁寧に教えてくれるので、自分がどこでつまずいているのかを明確に知ることができ、効率的に復習を行うことができました。それが成績の伸びに繋がったのではないかと思います。偏差値も安定して60を超えるようになりました。

また、復習に関して、自分で一から学習計画表を作るのは大変だったので、麻布で配布される学習計画表を活用しました。講義の復習は学習計画表にしたがい、講義を受けた当日、1週間後、1ヶ月後の3回にわたって繰り返し行いました。その際、1ヶ月後の復習で頭から抜けていた箇所はテキストをiPadで撮影し、それを行き帰りの電車などで繰り返し確認しました。また、それを公開模試の日や国家試験当日に持参し、見返すことで、落ち着いた心で最終確認をすることができました。

悩んだ時の乗り越え方

私は人と話すことが好きなので、普段は麻布でできた友人とお昼休みにご飯を食べたり、悩みを共有したりすることで気持ちを切り替えていました。また、高校・大学時代の友人と会って他愛もない話をすることでリフレッシュしたり、前に進んでいる友人達の姿から刺激をもらったりしていました。そしてそのようなコミュニケーションの中で、国家試験に向けて『歯科医師になるんだ!』という気持ちを改めて固めることができました。
また、目の前にある毎日の講義やその復習に集中することで、余計な悩みを頭から追い出していました。

これからのこと

研修先(東京科学大学病院)では、研修医1人あたり20〜30人程度の患者さんを配当され、ライターの先生と相談しながら自分で診療を進めています。初めは大変緊張しましたが、同期が多く、指導してくださる先生も沢山いらっしゃるので、色々と相談しながら丁寧に診療を進めることができています。
研修後の進路に関してはまだ検討中です。大きな目標なのですが、最終的には、どのような形であれ、患者さんのQOL向上に寄与できるような歯科医師になりたいと思っています。そのために、具体的にどのような進路が自分に向いているのか、研修しながら模索している段階です。

2025年5月取材